受験生に求めたい素養

意欲あふれるあなたにも、広く可能性の扉を開きます

教育で目指すもの

数理科学(数学)は様々な科学技術の基礎となるとともにそれ自身が興味と魅力にあふれる分野です。本コースでは社会における問題や学問上の疑問・課題を,「数学」を用いて解決するための考え方や手法を学びます。これらを正しく身につけた上で,数理学分野及び適用する各分野の双方の発展に寄与できる応用力のある国際的数理エンジニア・研究者・教育者を育成します。

期待する学生像

このような立場から,本コースでは次のような人を求めています。

  1. 数理科学(数学)に興味があり,必要な知識を学ぶための基礎学力と,学んだことを生かし科学技術を発展させる意欲を持つ人
  2. 科学技術を発展させるための様々な課題に対して,「数学」の立場からその解決方法を見出し,それに取り組む過程に魅力を感じる人
  3. 自ら学び,研究して得たものを,国際社会の中で広く活かしていくことに強い意志を持って取り組みたいと考える人

入学者選抜の基本方針

このような人を求めるため、以下の基準の下に選抜を行います。

  1. 高等学校の教育内容を十分に達成し、基礎的な学力を備えているか
  2. 自らの考えを他者に的確に伝えるための十分なスキルを備えているか
  3. 広い視野を持ち、国際的な環境で活躍していく意欲が認められるか

学問に対する情熱が一番です

高等学校で習得すべき知識・能力

基礎的な知識を持っていることと、それらを有効に活用できる思考力・応用力が同等に重要です。特定の教科・科目に偏ることなく、あらゆる分野に興味と関心を傾けられる好奇心を育んでください。その上で、数学に携わる能力(論理力・展開力・計算力)の高い方がよいのは言うまでもありません。

意思伝達の能力

自らの考えを正確に伝えるため、他者の考えを正確に理解するためには、「書く」「話す」「読む」「聞く」力がとても重要です。まずは日本語(母国語)からでかまいません。そのうえで国際語である英語にチャレンジする意欲もほしいところです。

グローバル社会への意欲

グローバルな能力とは、相手のホームグランドでも対等に立ち向かえる総合力のことであり、精神的なものも多分に含みます。英語力はその一部に過ぎません。社会において困難に立ち向かう将来の自分自身を思い描く力も立派な能力です。現在よりも将来への可能性を高く買います。